~総額約9億円の助成金により、カーボンニュートラル社会の実現に向けた革新的CO2分離技術の開発を加速~
京都大学発のディープテック・スタートアップである株式会社OOYOO(本社:京都府京都市、代表取締役:大谷 彰悟)は、革新的なガス分離膜技術でカーボンニュートラル社会実現を目指しており、この度国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下「NEDO」)が主催する「GX分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・量産化実証支援事業(GX)」のPCAフェーズに採択されたことをお知らせいたします。今回の採択により、約2年間で約9億円が助成されます。
OOYOOはGX事業を通じて、高効率・低コストであるCO2分離膜を用いた1日当たり10ton規模のCO2を回収可能とするコンテナサイズのCO2分離回収装置の試作機開発と実証実験を行い、市場導入への足掛かりを築きます。
■ NEDO GX事業について
技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、リスクは高いものの国や世界全体で対処すべき経済社会課題(カーボンニュートラル、資源循環、経済安全保障等)の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」に対し、〔1〕STS フェーズ(実用化研究開発(前期))、〔2〕PCA フェーズ(実用化研究開発(後期))、〔3〕DMP フェーズ(量産化実証)の3つのフェーズにおいて、研究開発や事業化のための支援を行います。各フェーズでの事業実施後、ステージゲート審査で認められた場合には、次のフェーズへ進めるなど事業を継続して実施することを可能とします。(※事業概要ページから引用)
■ 採択結果の通知ページ
■ OOYOOについて
OOYOOは、京都大学発のディープテック・スタートアップ企業として、2020年に設立されました。創業者であるイーサン・シバニア教授の独自技術を基盤に、ガス分離膜の研究開発を進め、特にCO2分離における高性能と低コストの両立を目指しています。OOYOOの分離膜技術は、従来技術に比べてCO2回収のコストを1/3以下に抑え、省スペースな設置を可能にする点で、脱炭素化社会の実現に向けた次世代の環境技術として、高い注目を集めています。
また、2024年10月にはシードラウンドとして複数のベンチャーキャピタルから総額4.3億円の資金調達を実施しております。2022年に採択されたNEDOによるグリーンイノベーション基金事業も含め、現時点での累計調達額(本助成金含む)は、約23.5億円となっております。
これまでに多数の産業パートナーとの連携し、技術の実装と社会実装に向けた取り組みを進めてきました。本助成事業の成功により、OOYOOの技術を活用した更なるスケールアップやあらゆる産業分野への展開を加速し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することを目指します。
■ 採用募集について
OOYOOでは我々の技術を通じて持続可能なカーボンニュートラル社会を実現する技術開発及び事業開発メンバーを積極的に募集しています。OOYOOは京都大学発のスタートアップ企業として、革新的な技術をグローバルに届けることを目指しており、これからの事業拡大をともに走り抜けてくれるメンバーを募集しています。
ご興味のある方は、弊社ホームページの問い合わせフォームからご連絡をお待ちしております。
詳細はこちらをご参照下さい https://www.ooyoo.co.jp/careers/
■ 会社概要
会社名 | 株式会社OOYOO |
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所在地 | 京都府京都市中京区中堂寺南町134番地 |
設立 | 2020年1月 |
資本金 | 217.5百万円 |
事業内容 | 空気やその他のガス分離技術の開発およびその製品の販売 |
URL | https://www.ooyoo.co.jp/ |
■ 本件のお問い合わせ先
株式会社 OOYOO | 管理部 | TEL 080-2746-2246 | e-mail info@ooyoo.jp