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[ニュースリリース] CO₂回収技術への資金調達でカーボンニュートラル社会の実現に貢献

 

2024年10月18日
株式会社 OOYOO
News release

CO₂回収技術への資金調達でカーボンニュートラル社会の実現に貢献

OOYOO、4億3000万円のシードラウンド調達を実施

低コストの二酸化炭素分離膜を開発するスタートアップである株式会社OOYOO(本社:京都市下京区、代表取締役:大谷彰悟、以下「OOYOO」)は、シードラウンドで京都大学イノベーションキャピタル株式会社、株式会社環境エネルギー投資、東京大学共創プラットフォーム開発株式会社、京都キャピタルパートナーズを引受先とする第三者割当増資を通じて、総額4億3000万円を調達しました。

【関係者コメント】

代表取締役 大谷彰悟:
アカデミア、地球環境、ディープテックに投資を行う国内トップレベルの投資家の皆様に弊社の将来性を評価いただけたことを大変光栄に思っております。弊社はこれまでに、独自の分離膜技術を搭載した省エネルギー且つコンパクトなCO₂回収システムの開発を行ってきました。本ラウンドの資金調達により、実証試験機の開発ならびに将来的なスケールアップに向けた検討に着手します。
日本を代表するベンチャーキャピタルの皆様からのご支援を受け、更に開発を加速し、一日も早く世界の脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えています。

シバニア・イーサン(OOYOO創業者、京都大学iCeMS(物質‐細胞統合システム拠点)教授):
OOYOOは、日本の文化の中心である京都でグローバルな視点を持って誕生しました。当社のチームメンバーは、国際的であり、日本、米国、東南アジア、ヨーロッパから集まっています。私たちのこれからの成功が、グローバルな起業家や将来の研究者たちに大きな夢と目標を与えられることを心から願っています。

京都大学イノベーションキャピタル株式会社
執行役員投資第一部長 八木信宏:

OOYOOとご一緒できることを心から嬉しく思います。OOYOOの気体分離膜にはシバニア・イーサン教授が開発した京都大学の技術が用いられています。グローバルな経営チームを擁し、地球環境問題を解決する脱炭素技術の切り札を目指すOOYOOの成長を楽しみにするとともに、可能な限りの支援を行ってまいります。

株式会社環境エネルギー投資
パートナー 西川徹、キャピタリスト 森江久美子:

当社の気体分離膜技術はCO₂回収コストの大幅削減に寄与することが期待されており、世界的に喫緊の課題である脱炭素化の最重要ソリューションの一角を担うスタートアップとして出資させて頂きました。グローバル市場を目指す 株式会社OOYOOの多国籍チームを全力で支援して参ります。

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
AOIファンド投資責任者 水本尚宏:

分離膜であれば、水処理膜で実績のある日本から、世界で戦えるCCUSスタートアップが生まれるのではないかと考え、OOYOO社への投資を実施させて頂きました。OOYOO社の成功に向けて、東大IPCは同社の東京拠点として様々なアカデミアおよび大企業の橋渡し役を担えればと考えています。

京都キャピタルパートナーズ株式会社
ベンチャー投資部 部長代理 村田 義樹:

この度は、OOYOO様とご縁を頂けたこと、改めて感謝申し上げます。シバニア・イーサン教授が開発された京都大学の技術を高く評価し、当社の気体分離膜が実現するサステナブルな社会に大きな期待を込めて投資させていただきました。今後は京都フィナンシャルグループ全体のリソースを活用して支援させて頂きます。

【株式会社OOYOOについて】

株式会社OOYOOは、革新的な高性能膜技術の開発を通じて、CO₂をはじめとするさまざまなガスの効率的な分離・回収を実現しています。膜技術の商業化を加速させ、産業分野でのCO₂排出削減に貢献することで、カーボンニュートラル社会の実現に向けた重要な役割を果たすことを目指しています。

OOYOOの膜技術は、京都大学iCeMS教授のシバニア・イーサン氏を中心に開発された先進的な研究成果をもとにしており、他のガス分離技術と一線を画す独自の構造と素材を採用しています。従来の膜技術に比べ、分離効率が大幅に向上しており、特に二酸化炭素(CO₂)の分離において、高い精度と高い透過速度を同時に実現しております。

この膜技術は、ガス分離の課題を抱えるさまざまな産業分野で有用です。例えば、化石燃料を使用する発電所や製造業では、排出されるCO₂の回収が重要な課題となっていますが、OOYOOの膜技術を導入することで、エネルギー消費を抑えつつ低コスト・省スペースでのCO₂の効率的な分離・回収が可能となります。また、窒素や酸素の分離等様々な気体分離にも応用可能で、幅広いガス種に対応できる点で産業界の多様なニーズに応えます。

OOYOOは政府補助金や銀行融資などを通じて、これまでに約10億円を調達してきました。また、OOYOOは住友化学(株)と共同で国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施するグリーンイノベーション基金事業の一つ(事業規模約50億円)に参画しています。さらに、TOPPANホールディングス(株)との間でCO₂分離膜の量産に関する基本合意書を締結し、(株)GSユアサおよび(株) GSユアサ メンブレンとの基本合意に基づき、CO₂分離膜を搭載したモジュールの開発および提供を進めています。これら大企業とのパートナーシップを通じ、2026年度までの市場投入を目指しています。

【本件に関する報道関係からのお問い合わせ先】

株式会社 OOYOO | 管理部 | TEL 080-2746-2246 | e-mail info@ooyoo.jp

 

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